冬のお肌のトラブルに。ビタミンCの機能、飲み合わせについて。
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冬は乾燥などお肌のトラブルがおこりやすい季節です。
保湿など皮膚のケアが必要になります。
よく見る皮膚科の処方
よく皮膚科においてはシナール配合顆粒という薬が処方されます。シミや皮膚炎などに対して処方されることが多いです。
このシナールにはビタミンCが含まれておりシミやしわなどに効果があるとされています。
ビタミンCの特徴とは?
ビタミンCは野菜や果物に含まれる水溶性のビタミンです。
体内においてはつくることができないため食事から摂取する必要があります。
水溶性なので尿中に出てきやすい特徴があり毎日摂取する必要があります。
感染症やストレスにより消費量が増えるため風邪や疲労がたまったときは積極的な摂取が必要になります。
ビタミンCの機能について
ビタミンCは体の中でコラーゲンをつくるときに使用されます。なので皮膚の張りを保つのにとても有用なビタミンです。
体内のホルモンをつくるのにつかわれる成分のため風邪など感染症の時に消費されやすくなっています。そのため風邪をひいたときなどにも効果的です。
さらにビタミンCは抗酸化作用があるため体の中がさびないように働き、血管の弾力性を保つ、皮膚を若々しく保つ機能もあります。
ビタミンCと薬の飲み合わせ
飲み合わせについては以下の医薬品では注意が必要です。
ビタミンC 1g/日を摂取する場合は相互作用が起こりやすいといわれています。
- アセタゾラミド(ダイアモックス®):ビタミンC大量摂取により尿路結石のリスクが高まるとされているます。
- 化学療法・放射線療法(抗がん治療):ビタミンCにより化学療法の有効性が低下するという知見があり臨床指標のモニタリングが必要。
- ワーファリン®:ビタミンC大量服用による下痢により吸収が低下することがあるが併用可能です。
- シンバスタチン(リポバス®):抗酸化剤と共に摂取すると効果が減弱したという報告があります。
- カルシウム拮抗薬(ニフェジピンなど):ビタミンCの体内への蓄積が抑制されるとされています。
- アセトアミノフェン(カロナール®):ビタミンCにより体内にアセトアミノフェンが残留しやすくなり副作用が出やすくなることがある。
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