青汁の効果とは?血液サラサラの薬との飲み合わせについて。
青汁とは?
野菜を細かく砕いた粉末、または野菜を絞ったものを青汁とよびます。
野菜からできているためたくさんのビタミンやミネラル、食物繊維を含んでいます。
目次
食物繊維の効果とは
①体内で消化吸収されないため腸に届き、水分を含むことでお通じの改善に役立つとされています。
②体内では消化されないが腸内細菌の栄養になるため腸内環境をよくすることにも寄与します。
③食物繊維の仲間のペクチンには栄養の吸収を遅くして糖の吸収を遅くするといわれています。
④食物繊維内にコレステロールなど脂質がくっつくことで体の外に出やすくなるといわれています。
その他青汁の健康成分について
青汁の効果はそのほかにもカリウムやビタミンC、カルシウム、βカロテン、クロロフィルなど様々なものが含まれます。
カリウムについて
野菜に含まれるカリウムは血圧をさげる効果があります。
詳しくいうと腎臓で塩分のナトリウムを体の外に出しやすくする作用があり血圧を下げます。
ビタミンCについて
ビタミンCはコラーゲンをつくるのに使用される重要な成分です。体内ではつくられることがないので毎日しっかりとることにより若々しい肌を保つのを助けてくれます。
ビタミンCは抗酸化作用もあるためアンチエイジングによいとされます。さらに血管が古くなるのを予防することも期待できます。
青汁と薬の飲み合わせについて
病院で薬をもらっている方で血液をサラサラにすると説明されているワーファリン(ワルファリン)服用している場合のみ注意が必要になります。
これはビタミンKというものがワーファリンの効果を邪魔するためです。
絶対に服用できないかというとそういうわけではないですが各製品により含まれている量が異なるため注意が必要となるのです。
その他の血液サラサラの薬は一緒に服用してもよい薬となります。
一緒に飲んでいい薬
ex)バイアスピリン®、プラビックス®(クロピドグレル)、プレタール®(シロスタゾール)、ワーファリン®、エリキュース®、プラザキサ®、イグザレルト®、リクシアナ®、エフィエント®、コンプラビン®、タケルダ®など
ワーファリン®との飲み合わせ
ワーファリン服用中はすべてダメかというとそうではありません。
ワーファリンはビタミンKにより効果が邪魔されるのでこのビタミンKの含有量が少ないものを選ぶ必要があります。
ビタミンK成分量が載っているものは
・アサヒ緑健の「緑効青汁」 36.4µg
・SUNTRY の「極みの青汁」 5.15~70.6µg
・FANCLの「1食分のケール青汁」45µg
・ヤクルトの「私の青汁」 45.5µg
などです。
ビタミンKはどのくらいで影響が出るのでしょうか?
100µg摂取では治療に影響が出なかったという報告があります。
250µgを毎日とると影響が出るという報告もされています。
つまりは100µgまでは安全であるということが言えます。
上記の青汁は1~2袋摂取では問題なく服用できる計算になります。
記載しておりませんが青汁の中にはビタミンKの成分量が極端に高いものも存在します。そのため成分量の記載のないものは含量が多いと考えて選ばないようにすることが必要だと思います。