DHA・EPAの働きや安全性、薬との飲み合わせについて
- DHA・EPAはどんなものに多く含まれている?
- EPA・DHAの働きとは?
- EPA・DHAはなぜ摂取する必要があるの?
- EPA・DHAどのくらいの摂取が必要になる?
- EPA・DHAを大量にとるとどうなるの?
- EPA・DHAと薬の飲み合わせ
DHA・EPAはどんなものに多く含まれている?
特にマグロやサバ、サンマやいわしなどに多く含まれている健康成分です。
EPA・DHAの働きとは?
脂肪と聞くと体に悪いイメージですがバターやラードなどとは違って体に良いとされています。中性脂肪を下げる働きや血管に炎症ができないようにする、血液中の赤血球の働きを助ける、アレルギーを起きにくくする、血が固まりにくくする(血液サラサラ)働きなどを持っています。
最近では血圧に関係するとも言われています。
DHAは脳内の細胞の膜の形成に使用されているため認知症やうつ病との関係も示唆されています。
EPA・DHAはなぜ摂取する必要があるの?
DHAやEPAは体内で作られることは無いが体には必須の脂肪酸となっています。
そのため食事から摂取する必要があります。
食生活の欧米化により近年摂取量が減少傾向となっているため積極的な摂取が必要とされます。
EPA・DHAどのくらいの摂取が必要になる?
様々な機能を調べた研究では1g~2gくらいの摂取での研究報告が多いです。
毎日食事からの摂取を考えると1gが目安と考えていいと思います。
EPA・DHAを大量にとるとどうなるの?
3g以上の摂取により吐き気や軟便、鼻血などが報告されています。
これはEPA・DHAの血を固まりにくくする作用、消化しきれなくなることによる消化不良による症状だといえます。
健康にいいからと言って過剰に摂取するのは避けたほうがいいです。
EPA・DHAと薬の飲み合わせ
・血液がサラサラになる薬
一緒に摂取していると血が止まりにくくなる危険性が高まります。
ex)バイアスピリン®、プラビックス®(クロピドグレル)、プレタール®(シロスタゾール)、ワーファリン®、エリキュース®、プラザキサ®、イグザレルト®、リクシアナ®、エフィエント®、コンプラビン®、タケルダ®など
高脂血症の治療で医薬品として服用している場合はサプリメントでとることは控えましょう。
ex)ロトリガ®、エパデール®(イコサペント酸エチル)など
・降圧薬
血圧下げる薬を飲んでるときはEPA・DHAをサプリメントでとると血圧が下がりすぎることがあります。めまいや頭痛などある場合は控えましょう。